登録無形文化財への登録及び保持団体の登録
令和6年12月16日付「官報」号外290号において、文部科学省告示第173号として「華道」が登録無形文化財に登録され「日本いけばな伝統文化協会」が保持団体として認定されたことが告示されました。文化財保護法第2条第2項「演劇、音楽、工芸技術、その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上または芸術上価値の高いもの」を「無形文化財」と言い、人間の「わざ」そのもの、具体的にはそのわざを体得した個人または個人の集団によって体現されるものです。
「日本いけばな伝統文化協会」は、公益財団法人日本いけばな芸術協会、一般社団法人いけばな協会、一般社団法人帝国華道院、一般社団法人日本華道連盟が一堂に会し、新しい団体を設立し、伝統的な技法や花型を有する流派の家元・代表が構成員となります。
今回、「華道」が無形文化財として登録されるとともに、「華道」のわざを体得し精通した人々が構成員となっている団体「日本いけばな伝統文化協会」が、保持団体として認定されることになりました。このことで、華道の伝統的なわざを次世代へ継承するための流派横断的な取組が、新たに実施されていくことになります。